ブランドインキュベーション
製品名とコピーを韓国語にするとき
名前は音で書くか意味で訳すかから分けます。音で書くと音節が増え、f・v・z・r・l は一文字にまとまります。すでに使われていないか確かめる6段階、説明文の長さと語順を組み直す箇所、現地確認の質問5つまでまとめました。

製品名と説明文を韓国語にする作業は、文を置き換える作業ではなく書き直す作業です。名前はまず音のまま書くか意味を訳すかを決め、説明文は長さと語順を韓国語に合わせて組み直します。仕上がったものは、韓国語を日常的に使う人3名以上に声に出して読んでもらってから確定します。原語とは、製品を最初に作った国の言葉です。
名前を音で書くか意味で訳すか、何で分けますか
名前を移す道は三つあります。
| 方式 | こういうときに選びます | 同時に決めること |
|---|---|---|
| 音で書く | 名前が人名・地名・造語で、訳す意味がないとき | 表記を一つに固定する |
| 意味で訳す | 名前の意味が製品の働きに直結するとき | その単語がすでによく使われる語かどうか |
| 原語のまま・ハングル併記 | パッケージとロゴを変えずに使うとき | ハングル表記をどの位置に置くか |
分ける基準は一行です。名前の意味が製品の働きに直接つながるかどうかです。つながるなら意味で訳し、つながらないなら音で書きます。
どちらを選んでもハングル表記は一つだけ作ります。検索窓に打ち込まれる言葉・電話で呼ばれる言葉・レビューに書かれる言葉は、すべてハングルだからです。二つを混ぜて使うと、同じ製品が二つの名前で出回ります。
音で書くと名前はどう変わりますか
ハングルは音を書く文字で、子音と母音を一音節にまとめて書きます。子音が続く箇所ごとに母音「으」が入り、音節数が増えます。英語の desk は3音節の「데스크」、strike は5音節の「스트라이크」になります。
韓国語に別々には存在しない音は、近い音にまとまります。
| 原語の音 | ハングル表記 | そこで起きること |
|---|---|---|
| f | ㅍ | p で始まる別の語と表記が同じになります |
| v | ㅂ | b の系統と表記が同じになります |
| z | ㅈ | j の系統と表記が同じになります |
| r・l | ㄹ | 表記だけでは二つを区別できません |
| 子音の連続 | 間に「으」 | 音節が1~3個増えます |
ここで二つを見ます。一つ目は増えた音節数です。表記が6文字を超えると呼ぶ場面で短く縮められるので、縮めた形は自分で決めておきます。二つ目は表記が重なる別の語です。よくある単語と文字が同じになることがあり、次の順序で確認します。
その表記がすでに使われていないか、どの順で確認しますか
候補を絞っていく順序です。前で引っかかった候補は次に回しません。
| 順序 | 何を見るか | 引っかかったら |
|---|---|---|
| 1 | 表記の候補を3~5個書き出します | — |
| 2 | 検索ポータルに表記をそのまま入れ、同じ名前の製品・店があるか | 候補から外します |
| 3 | 「表記+製品の種類」でもう一度入れます | 重なる箇所を書き留めます |
| 4 | 商標情報を公開している国の機関の資料で、同一または類似の名前 | 商標を扱う代理人に判断を確認します |
| 5 | ドメインとアカウントIDが空いているか | 表記を変えるか後ろに語を足します |
| 6 | 韓国語を使う人に表記だけを見せ、どんな意味に読まれるか | 別の意味に読まれたら外します |
商標は商品の区分ごとに分かれて登録されます。文字が同じでも区分が違えば結果が変わるため、登録できるかどうかは商標を扱う代理人に確認します。検索結果がきれいなことと、名前が空いていることは別です。
商品説明の文章は長さがどう変わりますか
長くなる箇所と短くなる箇所が同時に生まれます。韓国語には冠詞がなく複数を別に示さないため、消える語があります。逆に名詞ごとに助詞——名詞の後ろに付いて役割を示す短い語——が付き、音で書いた名前は音節が増えます。
ですから文字数では測らず、画面に入れて幅で測ります。ハングル1文字はローマ字2文字分ほどの場所を取ります。先に崩れる箇所は決まっています。
- ボタン内の文字——4~6文字に縮めて書き直します
- 一覧カードの見出し——2行に折り返すか画面で見ます
- 表の見出しセル——列幅に合う言い方に変えます
- 画像に焼き込まれた文字——画像を作り直します
- 寸法・容量——現地で使う単位に直し、表示の規定は所管機関の資料で確認します
文の順序をなぜ組み直すのですか
韓国語は修飾する語が前に来て、述語が文の最後に来ます。原語の文を順序のまま移すと、結論が文の一番後ろに押し出されます。先頭の1~2行しか読まれない場所では、結論が画面の外に出てしまいます。
直し方は文を分けることです。一つの文に条件と結論が同居しているなら、結論を前の文に切り出し、条件を後ろの文に下ろします。
文末も一つに決めます。「~합니다」で結ぶ形と名詞で止める形を、一つの画面の中では混ぜません。見出しと箇条書きは名詞で止め、本文は「~합니다」で結ぶというように位置ごとに決めておきます。
原語の文章に言葉遊び・韻・その国でしか通じないたとえが入っている場合、その箇所は訳さず書き直します。音で作った文句は、別の言語では音が残りません。
訳した後、現地の人にどう確認してもらいますか
書いた本人ではない人に見せます。韓国語を使う人が3名以上、そのうち1名は製品を初めて見る人にします。「不自然ですか」と聞くと「大丈夫です」しか返ってきません。答えが分かれ得る聞き方に変えます。
| 確認すること | そのまま使う質問 | 答えのどこを見るか |
|---|---|---|
| 名前を読む | この名前を声に出して読んでください | 読みかけて止まる箇所 |
| 名前の印象 | この名前だけを見て、何を売っている所だと思いますか | 答えが割れたら意味が伝わっていない |
| 文の意味 | この文は別の意味にも読めますか | 二通りに読める箇所 |
| 読む流れ | どこまで読んで一度止まりましたか | 止まった箇所の直前の文 |
| 画面 | 文字が切れたり溢れたりした所はありますか | 2行に折り返した箇所 |
集まった答えは一人がまとめて一度に直します。3名がそれぞれ別の箇所を直すと、表記がまた割れます。
今日やること
製品名のハングル表記の候補を3つ書き出し、それぞれを検索ポータルにそのまま入れて、同じ表記の製品があるか確認してください。30分あれば終わります。残った候補は、その表記だけを韓国語を使う人1名に見せ、何を売っている所だと思うか聞いてください。今日決めるのは最終的な名前ではなく、来週に商標を確認する候補1つです。


