海外流通
韓国で売る前に揃える書類と確認手順
韓国に商品を持ち込んで販売する準備は、事業者・製品・表示・通関の四つに分かれます。どこに問い合わせ、確認したことをどの表に残すか、一度だけの作業と出荷ごとに繰り返す作業を分けて整理しました。

韓国に商品を持ち込んで販売する準備は、事業者・製品・表示・通関の四つに分かれます。韓国から国外へ送り出すときの書類と名称は重なりますが、方向が逆です。確認する先も、書類に名前を載せる主体も変わります。入ってくる側では韓国国内で輸入者として名前が載る主体が決まらないと、残りの欄が埋まりません。最初の一欄は書類ではなく、その主体を決めることです。
準備するものはどう分かれますか
一列に並べても、どこから手を付けるかが見えません。分類ごとに問い合わせ先も、終わる時点も違います。
| 分類 | この分類で決めること | 決まらないと止まるもの |
|---|---|---|
| 事業者 | 輸入者・販売者として名前を載せる主体 | 残りの三つすべて |
| 製品 | 品目分類番号・所管機関・手続きの形 | 日程と費用の計算 |
| 表示 | 包装とラベルに韓国語で書く欄 | ラベル印刷と製品情報の作成 |
| 通関 | 出荷ごとに作る書類と順番 | 最初の出荷 |
残りの三つの書類には、事業者の名称と住所が繰り返し入ります。名前を空けたままラベルを先に作ると、配置をやり直すことになります。
事業者に関することは何から決めますか
韓国に入る商品には、韓国国内に住所を持つ主体が名前を載せる欄がいくつもあります。その役をだれが引き受けるかで、準備の形が変わります。形は三つです。
- 韓国側の流通会社が輸入者になる形 — 書類の多くをその会社が担います。その会社と条件を決めることが先に来ます
- 韓国に法人や支店を置く形 — 自社の名前で申請します。設立の手続きが先に付きます
- 国内代理人を置く形 — 韓国国内の代理人を指定するようになっている手続きがあります。該当するかと指定の方法は所管機関に確認します
三つのどれが合うかは、品目と販売の方法によって分かれます。選ぶ前に受け取っておく答えは二行です — 韓国で販売するまでの手続きのうち韓国の住所を求める欄はどこか、その欄を自社の名前で埋められるか。
製品と表示はどこから確認しますか
製品に関することには順番があります。前の欄が決まってから次を尋ねられます。
- 品目分類番号を確認します — 品物ごとに付けられた番号です。先頭の6桁は多くの国が共通で使い、その後の桁は国ごとに違います
- その番号で、韓国でこの品目を所管する機関を探します — 食べるもの・体に触れるもの・電気を使うもの・子どもが使うものは所管機関がそれぞれ違います
- 求められる手続きがどの形かをその機関に尋ねます — 試料を送って試験を受ける手続きと、書類だけを出す手続きでは準備するものが違います
- 受け取った答えをそのまま記録します — 返信メール・案内文書の名称・尋ねた日付
ここで大切なのは先に判断を決めておかないことです。名前が同じ品物でも、成分・構造・用途によって分類が分かれます。該当する手続きを決めつけて始めると、後で戻ることになります。分類と手続きは所管機関または関税士に確認して書き留めます。関税士 — 輸入通関の書類を代わりに処理する国家資格の専門家です。
表示に関することは品物ではなく包装に印刷される文字です。韓国で販売する商品には韓国語で書く欄が付き、そこに韓国国内の責任主体の名称と住所が入る場合が多くあります。印刷は手続きが終わってからにします — 文言は最後に調整されることがよくあります。
それぞれどこに問い合わせますか
問い合わせ先は五つです。五か所に同じ質問を投げるのではなく、分類に合う先に尋ねると答えが早く戻ります。
| 問い合わせ先 | ここで得られるもの | 一緒に送るもの |
|---|---|---|
| 品目を所管する政府機関の案内窓口 | 手続きの形と提出書類の名称 | 製品写真・成分・材質・用途 |
| 関税士 | 品目分類番号の候補と通関手続き | 同じ資料・梱包単位 |
| 試験・認証を行う機関 | 試験項目・試料数量・見積り | 製品規格書・試料 |
| 韓国側の輸入者または流通パートナー | 実際に求められた書類とラベルの例 | 販売計画・想定数量 |
| 貿易支援機関の外国企業向け窓口 | 手続き全体の見取り図・通訳の助け | 会社案内・品目一覧 |
五か所の答えが食い違うときは一行目を基準にし、残りは参考に置きます。答えが遅い先から先に尋ねておくと、待ち時間が重なります。
確認したことはどの表に残しますか
表計算ファイル一枚で足ります。一行に一品目を置きます。要求事項は改定されるので確認した日が内容と同じくらい大事です。
| 欄 | 書く内容 | 空欄が意味すること |
|---|---|---|
| 品目名・分類番号 | 確定した番号と確定してくれた先 | まだ何も尋ねられない |
| 所管機関 | 機関名と問い合わせ窓口 | 今日探すもの |
| 手続きの形 | 受け取った答えをそのまま | 日程を組めない |
| 韓国側の名義 | 輸入者または代理人として書く主体 | ラベルと届出が止まる |
| 確認先・確認した日 | 窓口名・返信文書・日付 | 根拠なく進行中 |
| 次にすること | 一行と担当者名 | 次の人が引き継げない |
空欄は分からないことではなく今日尋ねることです。こう読むと、どこまで進んだかという問いに一行で答えられます。
一度だけの作業と出荷ごとの作業はどう分かれますか
混ぜておくと出荷のたびに最初から準備することになります。分けておけば二回目から埋める欄が減ります。
| 項目 | いつ行うか | やり直しになるとき |
|---|---|---|
| 輸入者・代理人の登録情報 | 最初に一度 | 主体や住所が変わるとき |
| 品目分類番号の確定 | 品目ごとに一度 | 製品仕様が変わるとき |
| 製品に関する手続き | 品目ごとに一度 | 成分・構造が変わるとき |
| ラベルの原本ファイル | 品目ごとに一度 | 表示内容が変わるとき |
| 通関書類の作成 | 出荷ごと | 出荷のたび |
| ラベル貼付・数量確認 | 出荷ごと | 出荷のたび |
上の四行は一度終えれば次から値を写すだけで、下の二行は出荷のたびに繰り返すので様式を作っておきます。最初の出荷でどの行が繰り返しかに印を付けておくと、二回目から誰が何をするかが決まります。
今日やること
表計算ファイルを開き、一行目に五つの欄を作ってください。品目名・分類番号・所管機関・韓国側で名前を載せる主体・確認した日。最初に販売する製品ひとつで埋めます。埋められなかった欄が、今日尋ねる先です。30分あれば一行目が埋まります。


