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ライブコマース

韓国のライブ販売放送はどう動くか

放送1回がどんな順番で進み、誰が何を担当するのか。ブランド側が製品・在庫・価格・資料をいつまでに渡すのか。海外ブランドが追加で用意する進行の言語・時差・配送の案内までまとめました。

韓国のライブ販売放送はどう動くか

韓国のライブ販売放送は、決まった時刻に1時間前後で流れる販売番組です。番組を作るチームと商品を出すブランドは分かれていて、ブランド側が出すのは製品・在庫・価格・資料の4つです。進行と技術は韓国側の制作チームが担います。海外ブランドに必要なのは番組の作り方ではなく、全体がどう動き、自社が何をいつまでに渡すのかです。

放送1回はどんな順番で進みますか

1回はおおむね60分です。30分に短く区切る枠も、120分まで伸びる枠もあります。準備は当日ではなく1週間前から始まります。

時期制作チームがすることブランドがすること
D-7日製品と進行順を決めます製品資料と画像を渡します
D-3日台本と画面用画像を作ります文言に事実の誤りがないか見ます
D-1日販売情報と特典を登録します在庫数と価格を確定します
当日 -2時間照明・音・カメラを合わせます製品の現物を配置します
当日 -30分進行を一度通します回答担当が待機します
放送60分紹介・実演・応対をくり返しますリアルタイムの質問に事実を渡します
放送後注文と問い合わせを整理します発送日程を確認します

放送の中身は一度流れて終わりではありません。視聴者が途中から入るため、15〜20分のまとまりを3〜4回くり返します。紹介・実演・特典案内・質問応対で1まとまりです。同じ話が3〜4回出てくるのは、遅く入った人にとってはそれが最初の説明だからです。

1回の放送で誰が何を担当しますか

役割すること担うのは
進行役話し、製品を見せます韓国語で進行する人
演出キューシート通りに順番と時間を送ります制作チーム
技術カメラ・音・画面画像・配信を担います制作チーム
チャット対応質問を選んで進行役に渡します制作チーム
製品担当事実確認と在庫確認をしますブランド

キューシート — 放送時間を分単位で区切り、何をいつやるかを書いた表です。ブランドが放送の中で直接担うのは製品担当の1席です。画面に出る必要はなく、放送中に連絡がつく場所にいれば足ります。成分・サイズ・使い方のように進行役が独断で答えられない質問がチャットに出たら、この人が答えを渡します。

ブランド側は何を用意しますか

出すものどんな形でいつまでに
製品の現物実演用の予備を含めて3〜5個D-3日
在庫この放送に出せる個数D-1日
価格放送中の価格・セット・おまけD-1日
資料サイズ・成分・原産地・使い方D-7日
画像製品単体カットと使用シーンカットD-7日
表記使えない表現の一覧D-7日

予備が要るのは、実演で開けて使うからです。在庫は個数で決め切ります — 放送中に増やすのは難しいためです。価格は画面画像・販売情報・台本の3か所に同じ数字で入るので、前日に決めておけば3か所を一度に合わせられます。

海外ブランドは何を追加で準備しますか

言葉と資料、2つが増えます。

進行は韓国語で話す人が担います。ブランド側の人が画面に出る場合も、あいさつと製品についてひと言ふた言までで、あとは進行役が引き取ります。通訳を入れると同じ話が2回流れ、時間が倍かかります — 60分の放送なら通訳の付く区間は10分以内に収めます。

資料は移し替えるのではなく書き直す作業です。本国で使ってきた文言が、韓国の表示基準ではそのまま使えないことがあります。ですから渡すときは元の文言とその根拠を一緒に入れます — 根拠があれば、韓国側で使える言い方に書き直せます。販売を誰の名義で行うかも先に決めます。海外法人が直接行う場合と、韓国国内の販売者を通す場合に分かれ、条件は販売チャネルごとに違うので、参加前にそのチャネルの出店案内で確認します。

時差と配送の案内はどう合わせますか

放送時刻は韓国時間で決まります。夕方の枠が多いため、本社の場所によって担当者が待機する時刻が変わります。

本社の場所韓国時間20時のときの現地時刻
東南アジア (UTC+7)18時
中央ヨーロッパ (UTC+1)12時
米国東部 (UTC-5)朝6時

サマータイムのある地域は1時間ずれます。担当者の時刻が未明にあたるなら、その日だけ勤務時間を動かすのではなく、よく出る質問30個にあらかじめ答えを書いて渡しておきます。待機する人は答えを探さず読み上げるだけで済みます。

チャットで最も多く出る質問はいつ届くかです。在庫を韓国国内に置いていれば決済後に数日で発送すると言えますし、海外から送るなら通関期間を含めた到着予定期間で案内します。どちらにしても1文に決めて、画面・販売情報・台本の3か所に同じ言い方で入れます。

一度で終わらせないために何を残しますか

放送が終わったら5つを残します — 台本の原本・放送中に出た質問のすべて・在庫が減った時刻・放送映像の原本・次回の日付です。

このうち値打ちがあるのは質問の一覧です。韓国で見ている人がその製品について何を知りたいかがそのまま書かれた一覧なので、次回の台本、販売情報の文言、短い動画の素材にそのまま使えます。本国で想定した質問と違うことが多くあります。

同じ製品で3〜4回続けると、進行役が製品を覚えて説明が短く正確になります。毎回別のチームに渡すと、この蓄積が残りません。ブランド側の担当者も1人に固定します。

今日やること

製品を1つ選び、1枚に7行を書き出してください — 製品名・放送に出せる個数・放送中の価格・決済から発送までの日数・韓国国内に在庫があるか・放送中に連絡がつく担当者の名前と韓国時間での待機時間・使えない表現。この7行を持っていけば、韓国側チームとの最初の打ち合わせが30分で終わります。

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