コンサルティング
韓国の消費者は購入前に何を見るか
韓国で購入に至るまでに通る五つの場を、場ごとに整理しました。検索ポータル・レビューが集まる場・オープンマーケット・決済画面で何が確認され、答えがないとどこで止まるのか、初めて入る会社は何から準備するのかを表で示します。

韓国で物を売る準備は、商品ページ一枚では終わりません。名前を初めて目にする場、検索して確かめる場、他人が書いた文章を読む場、価格と配送条件を並べて見る場、決済する場は、たいてい別々にあります。場ごとに確かめることが違い、ある場で答えが出なければそこで止まることが多いです。準備は、場ごとに何が置かれているかを数えることから始めます。
購入までに通る場はどう分かれますか
場はおおむね五つです。順番に進むというより行き来することが多く、同じ人が一日で五つすべてを回ることもあります。
| 場 | ここで確かめること | 答えがないとき |
|---|---|---|
| ソーシャルネットワーク・動画プラットフォーム | 名前・見た目・使っている場面 | 名前が残りません |
| 検索ポータル | 実在する名前か・売っている場所 | 似た別の商品を探します |
| レビューが集まる場 | 先に購入した人の言葉・写真 | 判断を先延ばしにします |
| オープンマーケット・自社ストア | 価格・到着予定日・返品条件 | カートに入れたままにします |
| 決済画面 | 決済手段・会員登録の要否・販売者表示 | 決済の直前に画面を閉じます |
オープンマーケットは複数の販売者が一つの画面に並んで出店する市場型のチャネル、自社ストアは販売者が自分の名前で開く店です。五つのうち四つは販売者が作った画面ではありません。商品ページだけ手を入れても、四つは空いたままです。
検索ポータルの画面には何が出ますか
韓国でよく使われる検索ポータルは、結果をリンクの一列だけで並べません。文書・画像・動画・レビュー・販売画面がブロックに分かれ、一つの画面に一緒に出ることが多いです。この場を埋めるには、形の違う文章と画像が複数必要です。
その前に分かれるのが名前のハングル表記です。ローマ字の名前をハングルに移すと二、三通りに分かれ、人はそのうち一つだけを打ちます。代表表記を一つ決めたうえで、一緒に使われる表記も商品説明に一度ずつ書いておきます。
| 打つ言葉 | 打つ人の状態 | その場にあるべきもの |
|---|---|---|
| ブランド名 | 名前だけ聞いて確かめに来た | ハングル表記・何を売る所かの一行 |
| 商品の一般名 | ブランドをまだ知らない | 商品の種類で説明した文章・画像 |
| ブランド名+レビュー | 購入をほぼ決めた | 先に購入した人が書いた文章 |
| ブランド名+価格・配送 | どこで注文するか選び中 | 売っている場の一覧・到着予定日 |
レビューはどの場で読まれますか
レビューが集まる場は一つではありません。場ごとに文章の長さが違い、読む人が注目する所も違います。
| 場 | 文章の形 | この場で主に見るもの |
|---|---|---|
| 販売画面に付くレビュー | 二、三行・写真1~2枚 | 実物の色・大きさ |
| 集まって尋ね合う場 | 一つの質問に複数の答え | 同じことを経験した人 |
| 個人が長く書く記録型の文章 | 写真複数枚・使う過程 | 書いた日付・使った期間 |
| 短い動画 | 1分前後 | 開封の場面・実際の大きさ |
これらの場では文章の日付が先に見られることが多いです。1年前の文章しかなければ、今も売っている所か分かりません。対価を受け取って書いた文章なら、その事実を文章の中に書くのが韓国で通用しているやり方です — 文言と位置の基準は、所管機関が出す案内で確認します。
価格は何と一緒に比べられますか
価格だけを取り出して見ることはまれです。複数の販売者が同じ商品を並べた画面では価格が一列に並び、その列に到着予定日・送料条件・返品条件が一緒に付きます。場ごとに価格が違えば、その差は一つの画面にそのまま見えます。差を付けるなら、構成や数量を変えて理由が見えるようにします。
到着予定日は価格と同じくらいよく比べられます。韓国内の倉庫から送る商品と、注文を受けてから海外から送る商品では、この欄の数字が違って書かれます。何日かかるかを数字で書いておくほうが、速いと書くより比較画面では読まれます。
決済の直前には何が確かめられますか
カートまで来て止まる所はおおむね決まっています。次の六つを画面で見つけられないと、決済は後回しになります。
| 項目 | 画面で探すもの | 先に決めておくこと |
|---|---|---|
| 決済手段 | 簡易決済が使えるか | どの手段をつなぐか |
| 会員登録 | 登録なしで注文できるか | 登録をいつ勧めるか |
| 住所入力 | 住所を検索して入れる欄 | 住所を韓国式で受けるか |
| 到着予定日 | 何日に届くか | 発送元から何日か |
| 返品・交換 | 費用は誰が持つか・送り先 | 韓国内の回収先を置くか |
| 販売者表示 | 会社名と連絡先が画面にあるか | 表示項目をどこに入れるか |
簡易決済とは、携帯電話に保存した情報で一、二回押して終える決済方式です。ここでカード番号を最初から入力させると、その分だけ離脱が生じます。表示項目はチャネルごとに違うので、出店するチャネルの案内画面と所管機関の案内を一度ずつ開いて確認します。
初めて入る会社は何から準備しますか
五つを一度に埋めるのは難しいです。前の場が空くと後ろの場が役に立たないので、順番は前からです。
- 名前を決める — ハングルの代表表記を決め、一緒に使われる表記を2~3個書き出します。
- 一行の説明 — 何を売る所かを一文で書きます。検索結果にも決済画面にもそのまま使われます。
- 売る場を一つ — 最初はチャネル1個だけ開きます。同時に複数へ出すと、価格と在庫を合わせるのに人手が増えます。
- レビューがたまる道 — 購入した人が写真を上げられる場を開けておきます。
- 問い合わせに答える人 — 韓国の時間帯で1日1回以上返事が付く窓口を置きます。
五つのうち四つは韓国語で読み書きする仕事で、四つ目と五つ目は毎日続きます。ひと月に何日かかる仕事かを先に数えると、社内で持つか外に出すかが分かれます。
今日やること
商品名のハングル表記を2~3通り書き出してください。それぞれを検索ポータルにそのまま入れ、今何が出るかを画面ごと保存します。30分で終わります。空いているブロックがこれから埋める場で、別の商品が出ているブロックは代表表記を見直す理由になります。


